土地を売る際、売主さんが困惑しやすいことについて
「近所の土地は坪100万円で売れた。ならばうちも……と思ったが、不動産会社の査定は散々。どうなっているのか?」
「さては安い査定で土地を仕入れ、あとから高く販売をしようとしているのではないか?」
そんな声が聞かれます。
しかし、調べてみるとその査定はまったく妥当なものだったりします。
客観的な視点を失い、主観的な思いが先行しています。「高く売りたい」と考えるのは誰でも同じこと。ですが、期待を反映させすぎた目論見を立てないことが大切です。
「新聞折込みチラシで土地広告を見たが、私の土地のすぐ近くの土地なのに双方でずいぶんと価格が違う。なぜなのだろう?」
その理由は様々です。
「土地の大きさ」や「形」「道路付け」があります。これらによって、近隣同士であっても土地価格に大きな乖離が生じることがあるのです。
土地を売ることは、様々なリスクをともなう大きな仕事です。「すぐに売れるだろう」、「きっといくらで売れるはずだ」。そんな安易な思い込みは禁物です。